肉類が多い生活のデメリットとメリット

肉類が多い生活のデメリットとメリット

「肉中心の生活は体に悪い!」こういうイメージを持っている人はたくさんいると思いますが、肉をたくさん食べる事は実際のところ健康に良くないのでしょうか。

肉類が多い生活にどんなデメリットがあるか、そしてメリットもあるのかについてポイントをおさえてみましょう。

目次

肉類の多い生活のデメリット

肉が多い食生活が悪いイメージがあるのは、おそらく脂っぽいとかカロリーが高い、高血圧になりそうといった雰囲気があるからだと思います。

実際の所どうかというと、確かに肉によっては悪玉菌を増やして腸内環境を悪くなったり、食べ過ぎたために太りやすくなったり、血流の粘度が高くなって動きが悪くなったりします。

また大腸がんの発症リスクが高くなるという事が国立がん研究センターで確認されています。ですから肉食中心の生活がベターではないことは明らかです。

肉は悪者ではない!

こうしてみると肉食はあまりふさわしくないような気になりますが、実際の所、肉を完全に断つことが最善の健康法というわけではありません。肉を食べたら食べたで健康を促進することもあります。

例えばチキン(骨付き)は血流を良くすると言われます。肉にあるビタミンAやB群などは美肌効果があります。また老年学教授の柴田博さんによると、肉はアミノ酸の構成が人の体に近いたんぱく質で、食事から摂取しないといけない必須アミノ酸を一番多く含んでいます

そして「脳を刺激して心に幸福感を与える『アナンダマイド』という物質が含まれてい」ます。このように肉は必ずしも悪者ではないということです。

ただ現在日本で流通している安い肉の中にはホルモン剤が大量に残留しているものなど心配な肉も少なくありません。ですからどの程度食べるか、どんな質のものを食べるかについては注意する必要があります

適度な肉食をこころがける

肉類の摂取にはデメリットもあればメリットもあります。ですから結論は明快です。良い質の肉を適度に食べる事です。肉の栄養素について知り、食べ過ぎの問題点について知ることも大事です。

肉を上手に食生活に摂り入れれば大きな問題が起きるリスクを避けられます。

ちなみに今の飽食時代で負担が多い腸を休息させて、体質改善を図るためにファスティングをする人が多いですが、単純に何を食べるかということだけでなく、食べ物を処理してくれる体の器官についても知識を深めることで総合的な健康対策ができます。

まとめ

肉類を中心とした生活はオススメできませんが、適度な量と質を意識して摂取すれば肉は必ずしも悪くはありません

野菜とのバランスを取りながら、そしてそれらに含まれる栄養素を吸収する腸についての知識も取り入れながら、よりいっそう健康的な生活を送りましょう。