断食とかファスティングという言葉を一度でも聞いたことがある人はたくさんいます。でももしかしたら外国の宗教の儀式として行われている行為をイメージする人のほうが多いかもしれません。
しかし最近、断食やファスティングは健康法としても注目されています。ファスティングの効果についてご紹介します。
目次
断食の習慣がある地域
断食する習慣がある人たちはまだまだ世の中にたくさんいます。宗教的な意味合いのある断食はけっこう多く、例えばユダヤ教徒やイスラム教徒、仏教徒、正教会の中にはいまだに断食を敢行する風習があります。
イスラム教徒はラマダン月に日の出から日没までの半日に全く飲食をしません。
また仏教ではいわゆる「煩悩」を解消するための手法として断食を行うことがあります。
ユダヤ教徒はなんと一年につき6回も断食をしますが、水も完全に断ちます。
正教会では年に4回断食をします。ただ一部の魚介類は口にすることができます。
このように宗教的な背景があって断食をする人は意外に多くいます。ちなみに断食することで彼らが健康を手にしているかというとそれは定かではありません。
これらの習慣はあくまで宗教的意味合いのものなので、今日多くの健康志向の人が行うファスティングとは違いがあります。
健康志向のファスティング
日本では上記であげたような宗教儀式としての断食が広く行われる事は基本ありませんが、最近はダイエットや体質改善に良いとしてファスティングを促進する動きが出ています。ファスティングをするとどんな良い効果があるかというと、まず腸の負担を減らして適度に休息させることでその機能の回復が見込めます。
腸内環境が良くなるとデトックスが進み、便秘改善にもなります。そして栄養素がきちんと吸収されやすくなり、結果として美肌効果につながります。代謝のバランスが良くなります。酵素には代謝酵素や消化酵素がありますが、飽食していると消化酵素が優勢になって代謝がイマイチ進みません。
しかしファスティングによって代謝酵素の働きが優勢になると免疫力がアップしたりダイエット効果が出たりします。このようにファスティングは今では単なる宗教儀式ではなく健康促進を目的として行われています。
間違ったファスティングは危険
ファスティングに関しては注意点があります。それは自己流で適当にやらないことです。ファスティングは完全絶食ではありません。宗教的ファスティングとは違って水分を摂取し、栄養素などを摂り入れます。
ただ質の悪い酵素ドリンクを使ったり、あまりに長期間やったりすると栄養失調に陥るリスクがあります。ですから正しいやり方を身につける必要があります。
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まとめ
世界には宗教的観点で断食をする習慣がある人が多くいます。一方若い人の間で流行っているファスティングは目的が異なります。体質改善やダイエットを目的としたものです。
ファスティングは効果の高い健康法として注目を浴びていますが、いずれにしろ挑戦するなら正しい知識やスキルを身につけてから行いましょう。