ファスティングは「ダイエットに効果的な新しい方法」として人気が高まりつつありますが、「興味があるのでやってみたい」という人はどのくらいの目安で挑戦したら良いでしょうか。
ファスティング・ダイエットの基本的な部分について振り返ってみましょう。
目次
ファスティング=完全絶食ではない
まず気をつけておきたいのは、ファスティングをすることと完全絶食をすることを一緒にしてはいけないということです。
ムスリムの義務である有名な「ラマダン」のように水すら飲んではいけないという宗教的儀式ではありません。そんなことをしたら逆に体を壊してしまいます。
あくまでファスティングは「固形物を摂り入れない」というのが基本コンセプトです。逆に言うと酵素ドリンクや野菜ジュース、野菜スープなど(固形物は入れない)は接触してもOKということです。
ファスティングの頻度はどれくらい?
ファスティングは好きな時に何度でもやっていれば良いわけではありません。自分の方法でいい加減にやっていると思わぬ失敗をしてしまいます。ですからちゃんと基本的なことを勉強してから行うようにしましょう。
頻度に関しては半日~3日間くらいが目安です。それ以上のばして1週間とかやりたい人もいるでしょうが、せいぜい3日間を限度にしておきましょう。そしていきなりファスティングを始めるのではなく、ウォームアップ期間を設けます。
いきなり絶食では体も慣れにくいでしょう。ですからまずは半日~3日間(やろうとしているファスティング期間と同じほどの期間)、体内にやさしめの食材だけを摂るように心がけます。「まめ、ごま、わかめ(海藻系)、やさい、さかな、しいたけ(きのこ系)、いも」が一般的に良いとされています。
回数は年に2回から4回くらいです。体重減少は肥満度が高い人ほど効果を感じやすいです。イメージとしてはだいたいファスティング1日あたり1キロいくかどうかという感じです。個人差がありますが、ファスティング1回で1キロ~3キロくらいの感覚でいましょう。
ファスティングが終わったら
ファスティングが終わったら、すぐにでもファストフードに飛びつきたくなるかもしれませんが、我慢しましょう。ファスティング明けは、ファスティング期間と同じかもう少し長い間やさしい食材を摂り続けましょう。
休ませていた腸に負担をかけないように、固形物ではなくやわらかく調理した食事を摂ります。おかゆなどが良いです。その後固形物や動物性の食材を摂取し始めます。
まとめ
ファスティングはダイエットの効果的ですが、目安をわきまえて実践しましょう。無理なファスティングは体を壊してしまいます。あくまで3日間くらいを目安に年に4回くらいまでのイメージで行ってください。